「アルビン号の深海探検3D」で深海へ旅立とう

「アルビン号の深海探検3D」で深海へ旅立とう

アメリカのウッズホール海洋研究所に所属する深海潜水艇“アルビン号”が捉えた3D実写映像によるドキュメンタリー。監督・脚本は和田郁夫と佐藤傑。ナレーションを「ザ・マジックアワー」の山本耕史が担当する。深海が科学的に明らかになってきたのは、ここ数十年。その中心的な役割を果たしてきたのが、全長7メートル、重さ17トンのアルビン号である。1964年の建造以来、世界中の海で4500回を越える潜水調査を実施。そんな中、アルビン号は初めて“熱水噴出孔”を確認する。さらに、その周辺に新種の生き物のコロニー“暗闇の楽園”を発見、世界中の深海観を一変させた。だが、この深海の楽園は海底火山の噴火など、常に地殻活動の脅威にさらされている。根こそぎ破壊されてしまった楽園の復活は可能なのか。アルビン号の冒険はさらに続く……。

監督 和田郁夫
佐藤傑
脚本 和田郁夫
佐藤傑
音楽 柏木玲子
音楽プロデューサー 福井健太
ナレーション 山本耕史

アルビン号

アルビン号(DSV Alvin)は、アメリカ海軍が保有する有人潜水調査艇。通常は、ウッズホール海洋研究所が運用を行っている。1964年6月5日に就役した。

支援母船のアトランティス(アメリカ海軍保有、ウッズホール海洋研究所運用)に搭載されて運用される。3人乗りの艇であり、パイロットが1名、科学者が2名搭乗し、深海4,500mに9時間の滞在が可能である。2本のロボットアームを装備しており、サンプルの採取が行える。

1964年の就役時は2,400mまで潜行できた。1968年には輸送中に沈没、乗組員は脱出して無事だった。10ヵ月後の1969年9月に引き上げられている。引き上げ作業はレイノルズメタル社のアルミノートが行った。引き上げ後、大規模な改修が施された。1973年に耐圧殻をチタン製に換装し、潜行深度が4,500mに向上している。また、1986年にはタイタニック号の潜水調査を行った。

数回に渡り、耐圧殻や制御装置等を交換する大規模な改修を行っている為、建造時とは実質的に別物になっている。

総潜水回数は4,000回を超えており、2,000本以上の論文がその潜水を基に執筆され、アルビンガイAlviniconcha hessleri Okutani & Ohta,1988)などに名前が残っている。

ウッズホール海洋研究所

ウッズホール海洋研究所(-かいようけんきゅうじょ、英語:Woods Hole Oceanographic Institution、略称:WHOI)は、アメリカ、マサチューセッツ州ウッズ・ホールに所在する海洋研究施設の複合体で、およそ40ほどの建造物より構成されている。非営利研究法人で、基礎分野から応用海洋学まで幅広く研究スタッフを備えている。

研究は、アメリカ海軍と米国科学財団からの資金供与で行われており、500人を越える研究者、エンジニア、スタッフが活動している。大学院課程の教育機関でもある。

同研究所に所属するロバート・バラード(Robert Ballard)を中心とした、1980年代初期から中期にかけてのタイタニック号の沈没船体探索の成功でも有名である。また、深海潜水艇アルビン号の運用もここで行っている。

1975年の訪米の際、10月4日に昭和天皇は当研究所を見学している。

ウッズ・ホールにはウッズホール海洋生物学研究所(WHMBL)も所在する。