映画冒頭のタイトルバックをはじめ、深海底の映像の各所に、煙がたなびく場面が出てくる。海中に煙が流れる筈は無い。
正体は、海底火山から出る熱水だ。熱水には硫化水素やメタン、二酸化炭素などの気体だけでなく、鉄、銅、亜鉛などの金属がが溶け込んでいる。これが、水温2、3度の海水触れて固まって、粒子になり、煙のように見えるというわけだ。煙の色は、成分や噴出する勢いによって、黒になったり、白になったり、透明だったりする。
この「煙」が堆積すると「煙突」になる。英語では「チムニー」、あるいはズバリ、「スモーカー」と呼ばれる。黒煙を吐く「煙突」は、ブラックスモーカーである。白い煙は、ホワイトスモーカーだ。「煙突」は、銅や亜鉛を含む硫化物からできている。1日に、30センチほど高くなるものもある。大きいものは数十メートルあるが、大抵は、大きくなると、自分の重さで壊れてしまうほどもろい。溶岩流が起きれば、ひとたまりも無く崩れてしまう。


コメントする