海中に煙?おまけに煙突?

  映画冒頭のタイトルバックをはじめ、深海底の映像の各所に、煙がたなびく場面が出てくる。海中に煙が流れる筈は無い。

 正体は、海底火山から出る熱水だ。熱水には硫化水素やメタン、二酸化炭素などの気体だけでなく、鉄、銅、亜鉛などの金属がが溶け込んでいる。これが、水温2、3度の海水触れて固まって、粒子になり、煙のように見えるというわけだ。煙の色は、成分や噴出する勢いによって、黒になったり、白になったり、透明だったりする。

チムニー.JPG この「煙」が堆積すると「煙突」になる。英語では「チムニー」、あるいはズバリ、「スモーカー」と呼ばれる。黒煙を吐く「煙突」は、ブラックスモーカーである。白い煙は、ホワイトスモーカーだ。「煙突」は、銅や亜鉛を含む硫化物からできている。1日に、30センチほど高くなるものもある。大きいものは数十メートルあるが、大抵は、大きくなると、自分の重さで壊れてしまうほどもろい。溶岩流が起きれば、ひとたまりも無く崩れてしまう。

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プロフィール

 
自称「国際紛争記者」。イランイラク戦争に始まり、ユーゴスラビア紛争・サラエボ包囲網、湾岸戦争と、臨んだ現場は、枚挙に暇がない。現役記者引退後は、ネット事業に取り組んだが、なぜか、今、3Dにはまっている。
アルビン号の深海探検 公式ホームページ