今回は、製作の裏話です。先日開催されたある3Dシンポジウムで、3Dのエキスパートが、この映画をほめていただき、その上で、「アルビン号の深海探検3D」映像のほとんどが、2D映像を3D化したものと発言されたそうですが、これは誤解です。もとが2Dの映像は、全体の20%程度です。全編実写に、間違いは、ありませんが・・・・。研究資料用の映像は、かなりが3D化されているのですが、その他の船上のアルビン号などは、2Dで撮られているため、3D化作業をしました。
2Dから3Dにする作業は、1フレーム(=コマ)ずつの手がかかる作業です。映画の場合、1秒間に24フレームある上、立体ですので、左右の映像を作る必要があり、1秒間の映像を作るのに48フレームの画像を処理しなければなりません。例えば、洋上で、アルビン号がクレーンでつるされる場面があります。アルビン号そのものに立体感を与えることは勿論、アルビン号をつるしているロープとその背景にある青空にも、距離感の違いを出さなければなりません。そのため、全体の画像の中から、細いロープの画像を切り出す作業を1コマずつ手作業で処理しなければなりません。そんな根気のいる作業の末、映画が出来上がったことを、感じていただければ幸いです。


コメントする