ウッズ・ホールでは、ひたすら海洋研究所が撮った映像を見続けた。昼飯の時間も惜しかったが、そのまま作業を続けると、研究所員に迷惑をかける。必然的に、最も近いところへ、ランチに行く。そ
れが「空飛ぶパイ=Pie in the Sky=ありえない話の意」。レストランとは言い難く、その名の通り、パイ生地のパンに色々な具材をはさんだものを販売している。カウンターで、パンの種類と、ハムやターキー、タマゴサラダ、チーズ、野菜などの具を指定する。パイ生地の素材は、有機の小麦。厨房の中では、若者が、せっせとパイ生地をこねては焼いている。建物の内と外に、食べるテーブルがいくつかあるが、ウェイターがサービスしてくれるわけではない。カウンターで、注文したサンドイッチを受け取り、空いた席で、食すのである。なぜか、日本の「おーい お茶」もケースに並んでいる。
旨い。サンドウィッチだけではなく、ご当地もの、クラムチャウダーの他に、日替わりスープもある。「昼飯の時間も惜しかった」という書き出しとは反して、本当は好んで日参していたのである。


コメントする