地球上に生命が誕生して30数億年。映画のエンディングに、「地球上に生命が誕生したのは、高い濃度の硫化水素を含む熱水が噴き出す深海だったという説もある。」という遠慮勝ちなナレーションを置いた。その説は、映画後半の主役「チューブワーム」に棲みつくバクテリアが根拠だ。このバクテリアが、硫化水素をエネルギー源にする生命の仕組みを確立したからだ。木星の衛星にも同じような環境がある。木星の16個ある衛星のうち「エウロパ」の分厚い氷の下に水が存在し、バクテリアに似た生物が存在する可能性があるという。映画では、遠慮がちにコメントしたが、研究の進展が待たれる。「海は生命の揺りかご」と言われるが、単なる文学的な表現ではなく、科学的に裏付けられた表現になりつつあるのですね。
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2010年8月
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